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肺がん
【種類】
○非小細胞肺がん(扁平上皮がん・腺がん・大細胞がん)⇒通常ゆっくり成長し広がります。
○小細胞肺がん⇒急速に成長し、体の他の器官に広がり易いです。
【症状】
肺がんは症状がでにくい疾患。
風邪などの症状と区別がつかないことが多く、喫煙歴のある40歳以上の人は、注意が必要。
一般的な症状
・なかなか治りにくい咳や胸痛
・血痰(けったん)
・胸痛
・ぜいぜいとした息
・気管支炎
・しわがれ声
・首や顔が腫れる
・食欲減退や体重減少や疲労感
小細胞肺がんにみられる症状
・肥満、満月のような顔
・皮膚の色が黒くなる
・血圧・血糖値が高くなる
・食欲減退
大細胞がんにみられる症状
・白血球増多症
・発熱
・肝腫大
【診断】 咳、痰などの症状がある場合は、最初に胸のレントゲン検査をします。次にがんがどうか、あるいはどのタイプの肺がんかを
顕微鏡で調べるため、肺からの細胞を集めます。通常は痰の中の細胞検査をします。
1.気管支鏡検査
痰が出ない場合、あるいは痰で診断ができない場合、特殊な内視鏡を鼻または口から挿入し、喉から気管支の中を
観察し、組織や細胞を採取します。
2.穿刺吸引細胞診(せんしきゅういんさいぼうしん)
病巣まで気管支鏡が届かなかったり、採取された検体が診断に充分でない場合、細い針を肺の病巣に命中させ、細胞をとります。
3.CTガイド下肺針生検
X線写真(CT)で目標を定め、針を病巣に命中させ組織をとります。
4.胸膜生検
胸膜を一部採取し、がん細胞がないかどうか検査します。
5.リンパ節生検
首のリンパ節がはれている場合、リンパ節に針を刺して細胞を採取したり、外科的にリンパ節を採取します。
採取した細胞・組織を顕微鏡下でがん細胞がないかどうか検査します。
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