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前立腺がん

【種類】

高分化型腺がん⇒正常な前立腺の細胞に近い、おとなしいタイプのものです。
中分化型腺がん⇒悪性度が中程度の前立腺がんをさします。
低分化型腺がん⇒最も悪性度が高く、正常細胞とは大きく異なるがんです。

前立腺被膜の筋肉組織のがん
筋肉の種類によって
・平滑筋肉腫
・横紋筋肉腫

【症状】

・尿道無力化
・排尿困難
・頻尿
・残尿感
・尿意切迫
・痛み
・夜間多尿
・肉眼的血尿
・下腹部不快感
※転移して気づくことが多いです。主に転移が多い場所として骨とリンパ節があげられます。

前立腺がんは骨に転移することが多いのが特徴です。体の節々が痛いなどの症状がでたときは要注意です。

前立腺がんの症状
・歩行障害
・腰痛
・肩こり

【診断】

■スクリーニング検査 (がんの可能性がある人を見つけるための検査)

・PSA検査:血液中のPSA濃度を測定します。PSAは前立腺でつくられる物質であり、前立腺がんの男性患者の血液中に多く分泌されます。
・直腸診:指を直腸に挿入し、しこりや異常な箇所がないかを調べます。
・経直腸的超音波検査:ローブを直腸に挿入し、前立腺を調べます。経直腸的超音波検査は生検の際に用いられます。

■確定診断(がんを確定するための検査)

・生検
経直腸的生検: 直腸を経由して前立腺に針を注入し、前立腺の組織検体を採取します。
通常、経直腸的超音波検査を用いて行います。病理医が顕微鏡下でがん細胞があるか調べます。
経会陰的生検: 陰嚢と直腸の間の皮膚から針を注入し、前立腺の組織検体を採取します。 病理医が顕微鏡下でがん細胞があるか調べます。

■病期診断(がんの進行度(広がり)を確認するための検査

・画像検査(CT.MRI):リンパ節転移をしているかどうか調べます。
・骨シンチグラフィー:放射性物質を静脈注射したあと、シンチグラフィーで全身の骨を撮影すると、がんの転移のある骨の部分が黒く映ります。
・精嚢生検:顕微鏡下で精液にがんがあるか調べます。


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