フコイダン代替医療研究会トップ フコイダン代替医療研究会 はじめに フコイダン代替医療研究会について フコイダン代替医療研究会 がん治療について フコイダン代替医療研究会 研究レポート進呈 フコイダン代替医療研究会 お問い合わせ

咽頭がん

■上咽頭:鼻腔の突き当たりで、頭蓋底の直下の部位にあたります。

■中咽頭:食物や空気の通路ですが、 食物を飲み込む嚥下(えんげ)や言葉を話す構音(こうおん)をうまく行うための重要な働きをしています。口を大きく開けた時、口の奥に見える場所です。中咽頭は、さらに4つの部位に分けられます。

○軟口蓋 : 一般に“のどちんこ”と呼ばれる口蓋垂とその周辺の軟らかく 動く軟口蓋軟口蓋は、鼻と口との間を開けたり閉じたりする扉の役割をもっています。
この軟口蓋がなくなると、食べたものが鼻に流れ込んだり、 話をする時に息が鼻に抜けて言葉がわかりづらくなります。 これを開鼻声(かいびせい)といいます。
○扁桃: 扁桃腺とその周囲の襞を含む側壁部分扁桃は、幼児期には外界から進入する細菌などに対する免疫防御器官としての大切な役割をもっていますが、成人では食物、空気の通路としての役割しか果たしていません。
○舌根: 舌の付け根の細かな凹凸のある舌根部食べた物を飲み込む時にこの舌根が奥に動いて食物を食道に送り込みます。同時に誤嚥(ごえん:食物が喉頭から気管に入ってむせること)がないよう、この舌根が喉頭の上を塞ぎます。この働きがうまくいかないと、誤嚥のため口から食事ができなくなります。
○後壁: 口の突き当たりの後壁咽頭と頸椎の間をさえぎる壁ですが、食物や空気の通路としての役割しかありません。

■下咽頭:「のどぼとけ」にあたるところが喉頭で、その後ろが下咽頭ということになります。のどのおおまかな役割は、空気の通り道と食べ物の通り道の2つですが、中咽頭はひとつの道で2つの機能を果たし、喉頭と下咽頭のところでそれぞれ専門の2つの道に分かれます(空気:喉頭→気管→肺、食物:下咽頭→食道→胃)。

【種類】
■上咽頭がん
■中咽頭がん
■下咽頭がん

【症状】
■上咽頭がん
  ・鼻づまりと鼻出血(鼻をかむと鼻汁に血液が混じり、これが継続する)
  ・片方の耳閉感、耳に響くような痛み、片方の難聴

■中咽頭がん
  ・食物を飲み込むときの異和感、しみる感じ
  ・首のリンパ節が腫れてくる出血
  ・開口障害
  ・嚥下障害
  ・呼吸困難

■下咽頭がん
  ・食物を飲み込むときの異和感
  ・嚥下時に耳の奥に鋭い痛み
  ・声がれ(風邪でもないのにしわがれ声が続き、徐々に進行します)
  ・呼吸困難

【上咽頭がんの診断】
・視診:口腔内から後鼻鏡で観察する方法と、鼻からファイバースコープを挿入して直接観察する方法があります。
・組織診断 :組織診断は、まず口腔、鼻腔、上咽頭にスプレーで局所麻酔剤を塗布し、咽頭反射と表面の疼痛を除去します。細いチューブを挿入して軟口蓋を前方へ引出し、視野を広くしてから鉗子で腫瘍の一部を採取します。
・画像診断: CT、MRI(がんの深部への拡がり、骨破壊の程度などを把握する)

【中咽頭がんの診断】
・視診 : 口から光を入れて中咽頭の腫瘍の有無を確かめますが、直接見えない場合には細い内視鏡を鼻から挿入して観察します。
・触診 : 指を入れて直接腫瘍を触れます(腫瘍の大きさ、固さ、深部への拡がりなどを調べるため)。
・病理検査: がんかどうか、さらにはがん細胞の種類を調べます。がんの種類により治療法が異なるため重要な検査です。
・画像検査 : MRI、CT、X線透視、超音波(エコー)など(腫瘍の進展範囲、リンパ節転移の有無などを調べるため)

【下咽頭がんの診断】
・視診: 間接喉頭鏡という鏡を使ったり内視鏡でのどの奥をのぞきます。
・触診: 指を入れて直接腫瘍を触れます(リンパ節転移の有無や、がんが周囲の組織にどの程度浸潤しているかを診断)。
・画像検査: レントゲン(バリウムによる透視)、MRI、CT

がんに関する研究レポートのお申込みは → こちら

Copyright © duston.jp All rights reserved.