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胃がん

【種類】

○普通の進行胃がんはがんの病巣が火山の噴火口のように盛り上がっている場合、又は潰瘍の様に陥没する場合が多い。
   早期胃がん⇒胃の内側にある胃粘膜から粘膜下組織層にできたがん
   進行胃がん⇒粘膜下組織層以上に進行したがん

○スキルス胃がんは胃全体に横に広がる。隆起部がないため、見つけにくいのが特徴。
   スキルス胃がん⇒女性ホルモンで大きくなるといわれており、妊娠・出産の時期に重なっていると、がんが急激に悪化

【症状】
  • 上腹部痛
  • 嘔吐
  • 吐き気
  • 胸やけ
  • げっぷ
  • 食欲不振
  • 膨満感
  • 血便
  • 原因不明の体重減少
  • 黄疸(皮膚や白目が黄色くなる)
  • 腹水(腹腔内に液体が貯まる)
  • 嚥下困難

・早期胃がんの場合、自覚症状に特有なものがなく、胃炎、胃潰瘍などの症状とよく似ていますが、症状が長期間続くのが特徴です。

【診断】

内視鏡検査
 胃がんが疑われた場合に確診を得るため行う検査が内視鏡検査です。
超音波内視鏡
 ファイバースコープの先端に超小型の超音波断層装置がついたものです。
 表面の粘膜が正常であるが、粘膜下層より深い部位でがんがはうように拡がっているスキルス胃がんなどの浸潤範囲や胃壁近傍のリンパ節の転移の有無を調べます。
胃X線検査
 硫酸バリウムと、胃の中でガスを発生する発泡剤と呼ばれる顆粒を飲み
 空気とバリウムで胃内の微細な凹凸や形態的変化を映し出します。
CT
 X線を使って身体の輪切りの像を描き出し、腹部の中や胸の中に異常がないかを調べる検査です。
注腸検査
 お尻から造影剤と空気を注入し、直腸を含めた大腸を造影する検査です。
胃がんの場合、胃のすぐそばにある大腸も検査し、胃がんに侵されていないか調べる必要があります。

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